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KAVCキネマ通信

神戸アートビレッジセンターの映画ブログです。映画上映企画・KAVCキネマの耳より情報、こぼれ話映画話などをいち早くご紹介します。


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感光する愛

2009-04-19(Sun) 16:33
ゼラチンシルバー写真:
銀塩写真。感光材料が塗られたフィルムを露光させる方式で撮影した写真のこと。

 対岸に住む美しい女を、ビデオカメラで24時間監視する男。依頼主の目的がわからないままひたすらビデオを回す男は、いつしか言葉も交わしたことのない女に魅かれるようになる。女は出かける前に必ずゆで卵を一個食べる、まるで何かの儀式のように。
 人が死ぬ現場にたたずむ女に遭遇する男。ある日女は男の前に現れて、自分は暗殺者だと言う。「わたしは美しいものが好き、例えば人の死ぬ瞬間の顔とか」
 男はテレビ画面に映した女を狂ったように、ゼラチンシルバーフィルムで撮り始める。触れられないからこその執着をもって。自分が美しいと思ったものにだけ感光する男の心に、女の姿は救いがたく焼き付けられた・・・


「見るということの中には必ずサディズムがある」と言ったのは誰だったか、でもこの場合はマゾヒズムでしょう。ふたつは表裏一体とも言われますね。

 浮世離れした設定を支えているのは、暗殺者を演じる宮沢りえの絶対に手が届かない高嶺の花感と、撮る男を演じる永瀬正敏の黙っていても滲み出るセクシーフェロモン。脇(というには豪華すぎる)を固める役所広司、天海祐希も大人の魅力で、映画の世界観を一層揺るぎないものにしています。

 繰上和美監督は、著名人のポートレートを数多く手がける写真家。これが初の映画作品ながら、人物を撮ることへの美学が存分に生かされた映像が見る人を惹き付けてやみません。

 KAVCでは6月公開。もう少々お待ちください!

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神戸アートビレッジセンターでは運営スタッフを募集しております。(映画スタッフではありません)
マイナビで「神戸アートビレッジセンター」検索してもらえれば出て来ます。
http://tenshoku.mynavi.jp/index.cfm?fuseaction=mrjh_listSearchresults_form&
jobsearch_flg=16&search_flg=20
宜しくお願い致します。
 サン=テグジュペリの小説「星の王子様」に登場する、星の奥深くにまで根をはり、やがて星を貫通してばらばらにしてしまう「バオバブの木」。作家にはきっと、何本もの指を空に向かって伸ばすような姿が不気味に見えたのでしょう。けれどアフリカのセネガルに生える実際のバオバブは、精神的な支えと豊穣な実りをもたらす善き隣人です。

 バオバブ林の村に住む一家の男の子、モードゥを中心に、アフリカの大地で慎ましく、けれども豊かに暮らす村人たちの生活を映すドキュメンタリー「バオバブの記憶」。薬にして良し、病の快癒を祈って良し、家畜に樹皮を食べさせても、実をジュースにしても良しと、まさに生きたアロエ軟膏です(超余談ですが、わたしの実家では「アロエ軟膏万能説」が固く信じられていて、切り傷はもちろん火傷、湿疹、たんこぶ(!)にまで広く塗られていました。適当な親だったので・・・)

 バオバブは神聖な木なので、どんな突拍子もない場所に生えていても絶対に切ってしまうことはありません。神聖であると同時に、子どもたちが幹をがしがし削って木のぼりしたり、遊び場でもあります。昔からそこにいるおじいちゃんみたいな存在、でしょうか。

 目にも鮮やかなアフリカ女性の衣装や、突撃!アフリカの晩ご飯的な1シーンも。見た後はきっと庭にバオバブの木を生やしたくなるはずです。

chirashi.jpg


続々と

2009-04-13(Mon) 13:34
年度が開けたと思ったら桜の咲いた散ったにやきもきし、あっというまに四月も中旬になろうとしていますね。
今年は桜の開花は記録的に早かったというのに、そのあと真冬並みの気温が続いて、すっかり満開の時期を読み違えてしまいました。おかげで花のない花見をするはめになり・・・
ただ今週いっぱいは楽しめそうですね。
皆さんお花見は済まされたでしょうか。

そうこうしているうちに、今年もGWがやってきます。
5月のラインナップは各所で紹介していますが、最近追加になったばかりの作品の紹介を。

まずは5/5,6,8の「サーチャーズ2.0」。
「シド・アンド・ナンシー」で一躍人気監督に、しかしそのあと鳴かず飛ばずだった(失礼)アレックス・コックス最新作。
昔同じ映画に出演したメルとフレッド。今ではフツーのおっさんだが、ある日撮影のときにいたぶられた人気脚本家をテレビで見て怨念が再燃。復讐するべく旅に出る。
それって監督自身に積年の恨みがある誰かがいるんでは、と深読みしたくなる設定。
へっぽこロードムービーの結末は衝(笑)撃の決闘シーン!
何が起こるかは見てのお楽しみ。

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(c)2007 COWBOY OUTFIT, LLC PRODUCTION


5/16からはミッチーこと及川光博主演の「クローンは故郷をめざす」の上映が決定!
人間の完全なクローンを作ることが可能になった未来。宇宙飛行士の耕一は、宇宙で事故があった際のバックアップにと、記憶も肉体もすべて自分と同じクローンを作ることを勧められる。計画に同意した耕一は事故に遭い帰らぬ人となるが、耕一のデータをすべて再生したクローンが誕生する・・・はずだった。しかしクローンの記憶は、耕一が双子の弟を事故で亡くした少年期で止まっていた。
石田えりや永作博美などの演技派を相手に、映画初主演とは思えないほどの熱演を見せるミッチーがみものです!

Clone-still-8_convert_20090413133259.jpg
5月上映の「愛のむきだし」、前売券発売中です。
4時間もの大作ゆえ、特別興行としまして、普段と各種料金が異なっております。
以下、整理しておりますので、ご都合と状況に合わせて一番お得な見方を
見つけていただければ。

・当日料金 一般/2,500円 大学生/2,000円 シニア・KAVC倶楽部会員/1,800円

・前売券 2,000円(劇場窓口、チケットぴあ三宮B-WAVEショップ、海文堂書店にて販売)

・Web割 2,000円

・モクワリ!サービスデイ 1,800円

モクワリにお越しになれない方は、前売券かWeb割が断然お得です。

精神

2009-04-02(Thu) 18:38
 「選挙」の想田和弘監督の観察ドキュメンタリー第二弾、「精神」。岡山の精神病院に通院する患者たちと、患者から「ブッダより」慕われる山本医師を中心に、よく病名は聞くけれどカーテンの向こう側に透かし見るだけの世界をくっきり映し出します。

 こういう言い方は語弊があるかもしれませんが、わたし自身「そっちの世界」に興味があって、人並み以上には知っているつもりだったのですが、聞くと見るとは大違いですね。一番想像と違ったのは、インタビューを受けている患者さんたちが皆、ちゃんと筋道立てて自分の状態や、経験や、感情などを語ること。多分どうして自分がこんなことになったのか、理路整然とならざるを得ないくらいに考えて考えて考え抜いてるんだと思います。もちろん人によって程度の差はあるでしょうが、その正直さと自己を見つめる透徹したまなざしに、「健常者」よりもよっぽど真摯なものを感じてしまいました。

 終盤、自作の詩や短歌を披露して談笑する患者さんたちは、一見どこが普通と違うのかが分かりません。ただその和やかなシーンのあと、監督はひやりとするようなラストを用意しています。それまでこの映画を見てきて、「なんだ、全然わたしたちと変わらないじゃないか」といって偏見のカーテンを開けようとした瞬間、その手を一瞬止めてしまうような。

 人間が千差万別なら、精神病の症状も同じです。「健常者」の都合のいい類型に当てはめることはできないのです。


「精神」(2008/アメリカ・日本/135分/アステア)
近日神戸アートビレッジセンターにて上映

子供の情景

2009-03-26(Thu) 15:15
「カンダハール」の監督、モフセン・マフマルバフの愛娘ハナ・マフマルバフによる「子供の情景」。
 アフガニスタンを舞台に、一人の幼女がどうしても学校に行きたくて、ノートを手に入れ、学校に辿り着くまでの一日を描く。それだけ聞くとほのぼの系かと思うかもしれませんが、画面全体に緊張感が溢れていて、ざわざわと胸を騒がせます。頻繁に映し出される、タリバンにより爆破されたバーミヤンの仏像跡で戦争ごっこに興じる子供たちが、社会への強烈なメタファーに見えることも。

 英題は「Buddha Collapsed Out of Shame」。「ブッダは恥辱のために崩れ落ちたのだ」というこの題名は、父モフセンの有名な著書にインスパイアされています。異文化を排除・破壊する行為には生理的嫌悪を覚えてしまいますが、どうして仏像は「破壊された」のではなく、「崩れ落ちた」のか?先進国側からでなく、アフガニスタン側から状況を見る新鮮な体験ができます。

 映画監督一家のアカデミックな空気の中で育ったハナは、幼い頃から天才ぶりを発揮。9才にして短編映画を初演出、15才にしてドキュメンタリーを初監督、また詩集を出版。フィルモグラフィーを見てぶったまげたのですが、なんと19才で「子供の情景」を撮ったそう。まさにアンファン・テリブルの呼び名にふさわしい才能です。

「子供の情景」(2007年/イラン・フランス/81分)
近日上映

レバノンの恋愛って?

2009-03-24(Tue) 13:31
 中東女性のイメージを鮮やかに裏切る映画です。
 一口に中東と言っても、イスラム原理主義の独裁政権がある一方、穏健な民主政権もあるというのは知っていたのですが、どうにも女性はチャドル(あの被ると黒いおばけみたいになるやつ)をまとっているイメージが。まあそれは極右だとしても、少なくとも皆スカーフくらいは被っているだろうと思っていたわけです。
 ところが。「キャラメル」の舞台は首都ベイルートの美容院。髪を見せること前提じゃないと成り立たない商売ですよね。美容院で働く女性も常連さんもみんな髪巻いたり染めたりオサレ。首都だからっていうのをさっぴいたとしても、軽くショックだったわけです。
 で、レバノン版SATCとか言われてるみたいですが、そこまでスラップスティック色は強くなく、むしろアルモドバル?不倫や結婚への不安、老いらくの恋や、仄めかし程度ですがレズビアン的な要素さえ。レバノンの恋愛事情・・・未知の世界をのぞきに行きませんか!

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「キャラメル」(2007年/レバノン・フランス/96分)
上映期間・時間は上記タイムテーブルをご覧下さい

見る永瀬×見られるりえ

2009-03-23(Mon) 16:29
何やら淫靡なタイトルの「ゼラチンシルバーLOVE」、6月の上映予定です。
最近妊娠を発表して話題の人・宮沢りえさんと、存在自体がやらしい男・永瀬正敏さんの共演作と言われたらこれはもう見たいですね。うん。
監督は各界著名人が愛して止まない写真家、繰上和美。
どうぞお楽しみに~。

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映画のフライヤー

2009-03-21(Sat) 10:19
映画に来られたお客様がよくおっしゃるのが、「今日の映画のフライヤーありますか?」とのご質問。ただ残念ながら当日では切らしていることが多いです。ではレアな(?)KAVC上映作品のフライヤーをどこに設置していただいてるかというと・・・
まずは、市内の映画館。
シネ・リーブル神戸さん パルシネマしんこうえんさん 神戸映画資料館さん MOVIX六甲さん シネピピアさん 

それから大阪の映画館では、
十三第七藝術劇場さん シネ・ヌーヴォさん テアトル梅田さん 梅田ガーデンシネマさん シネ・リーブル梅田さん シネマート心斎橋さん プラネット+1さん

には、いつも全種類のフライヤーを設置していただいております。(大阪で上映があるものに関しては例外あり)

神戸の街では、トアウェスト周辺の雑貨屋さんや、洋服屋さん。
栄町周辺のお店やギャラリーにも、数多く設置していただいています。
公共文化施設の利点を生かして、市内の図書館や公民館にも(種類は限られますが)設置していただいています。
お立ち寄りの際には是非、探してみて下さい。

もっと確実に手に入れたい!という熱心な方には、KAVCクラブへのご入会がおすすめです。季刊の「ART VILLAGE VOICE」と共に、映画や演劇、美術のフライヤーもお届けしています。


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